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戦略会議 村に来た経緯

Penulis: 結城慎二
last update Tanggal publikasi: 2026-06-22 18:00:25

 ジョーはまず、どうしてこうなったかを訊ねてきた。

 僕がまずこの村が野盗に襲われて壊滅したこと、がれきの中から使えるものをかき集めて独りで(実際にはリリムと)一冬過ごしたことを説明する。

 ジョーは目を閉じ、いい感じに時々相槌を打つ。

 相槌のタイミングと回数が抜群で話しやすかった。

 それからヘレンが自分の村が襲われた状況、ジャリとジャスに助けられてキャラバンを頼ったことを、ルダーも村を襲われたこととキャラバンに入った経緯を語る。

 あれ?

「クレタとカルホは?」

「俺の村の子だった」

 と、ルダーが一言付け加える。

「いや、それじゃ判んない……」

 言いかけたガーブラをオギンがももに手を置きたしなめる。

 なんとなく察したからだろうが、僕は知っている。

 キャラバンのルートにある村で襲われたのは二箇所。

 そしてルダーはキャラバンのルート外の村から来た男で、道中キャラバンと合流したと聞いている。

 つまり
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  • 僕だってチートがあれば苦労なんてしていない    無知は罪

     道はデコボコの砂利道でとりあえずキャラバンが通った轍が草の中に見えている程度。  最近は人の往来がそこそこあるっていうのにこれが道かという有様だ。  一応、原生の森を切り開いて作られた「道」ではあるけど、ここまで獣道然としたものだとは思ってなかった。「これを徒歩で歩くのか……そりゃあ三日はかかるよなぁ」 下手したら迷子だよ。「この辺りはモンスターが出ないのでマシな方です」 と、オギンが答える。  そうか、この世界はモンスターもでるんだよね。「悪いことしたな」「何がですか?」「あー……いや、ちょくちょくオギンを一人で行かせてるじゃない? こんなだと思ってなかった。僕は元々村で生まれ育って村から出たことがなかったし、野盗に襲われて以降は村の復興で手一杯だったのもあるんだけど、これからは町の外のことも考えていかなきゃダメだ。うん」「……具体的にはどうなされるんですか?」「ん? そうだね……もう少し往来を増やすのがいいかな? 片道三日は遠すぎるから間に二箇所、駅を作るのが先かな?」「……エキ?」 ん?  ああ、そうか。  駅伝制度があるならこんな道路事情な訳がないよな。「ええと……宿場?」「道の半ばに宿を作るのですか?」「そうだよ。野宿は大変だろ?」「確かにナルフやバヤルなどの獣におびえながら夜を過ごすのは神経をすり減らしますから、宿があるのなら助かりますね」 ホント、ごめん。 しばらくすると道脇の林の下草がやたらとハゲ散らかした感じのところに出くわす。「お館様、そろそろ休憩の時間です」「休憩?」「はい、ホルスを休ませる時間です」 ああ、なるほど。  ホルスをおりて木に繋ぐと、オギンが桶を持ってこういった。「水を汲んできます」「一緒に行こうその方が早いし……」「いえ、一人が水を汲み、一人がホルスの番をする。

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